北海道おみやげ研究所(㈱山ト小笠原商店と弊社(株)エルアイズの協業事業)が商品開発と販路開拓をお手伝いした商品が
2021年4月10日に発売開始となりました。

菓子開発の背景

厚真町産のあつまいもは貯蔵庫で寝かせることで、最高糖度12度までの甘さとなる非常においしいメ―クイーンのじゃがいも。スーパーなどで流通させたいのですが、品種の認知度やブランド力などに欠けていることが理由で、生産したいもをすべてを流通させることができていない状況でした。そこで、売れる加工品を開発して販売し、あつまいもの認知度が上がって、いも自体も売れていく仕組みを作ることを目的に、あつまいものお菓子作りがスタートしました。震災の復興途中の地域の振興のためにも、町の人が誇れる商品を作りたい、という思いも強くありました。株式会社伝平さんの畑は、このために法人化した会社です。北海道おみやげ研究所の開発サポートを受けながら1年がかりで商品が完成。それが「あつまいも夢のスクープ」です。
サンプルを町民にお配りしたところ、「厚真町のお土産菓子ができてよかった!」 「土地のいもを使ったお菓子で子どもたちが喜ぶ顔を見れてうれしい」と、多くの声を頂いています。ネーミングは、多くの夢をすくう=スクープ、スクープ(話題)になりたい、スプーンですくって食べるスイーツという意味合でつけました。

●「あつまいも夢のスクープ」はこんなお菓子
スイートポテトとバターケーキの中間のようなタイプで、 北海道バターが香る、しっとり濃厚な洋菓子です。
4 個入り箱タイプ 1,080 円、個包装 240 円 ※税込 常温賞味期限 60 日

●販売場所
北海道お土産探検隊(楽天ショップ)
厚真町内コンビニ、スーパー
札幌駅土産店、札幌市内百貨店等

●「あつまいも」はこんなおいも
厚真町は火山灰地で近そうに豊富な水を蓄えている、自然の水耕栽培のような地質環境です。そこで無理に急がず、大きく育てない。さらに、収穫したいもを氷室で半年間熟成させることで、5月には糖度が12度にもなります。ふかしたいもからはナッツの香りがすると評され、甘さと深い旨味味があり、緻密な肉質で粘りもあるという特徴的なじゃがいもです。
現町長が農家の収入安定のために、2017年に大型氷室を作り、本格始動という時に北海道胆振東部地震によって倉庫が壊れてしまいました。修理して2019年の熟成をするも凍結による腐敗で失敗。2020年は成功し、現在お菓子の開発にもチャレンジしています。